各種建造物 (3D) 制作した3Dコンテンツ

井戸

本丸内の入り口近くには当時使用されていた井戸の痕跡がのこされています.当時の井戸には,雨水を防ぐために屋根が設置されていたと予想されています.また本丸内で水をくみ上げられる場所はなく,生活用水として大変重宝されていたと予想されます.

本丸

ほぼ100m四方の方形の曲輪で西南,東南,西北の隅に櫓が気づかれており,東北や蔵は1段低い特別の区画となっています.南側と東側は土塁が築かれ,土塁の両面は石積,あるいは石垣が築かれています.また各土塁の一部には桝形と呼ばれるクランク上の屈曲が見れれ,本丸と二ノ丸を結ぶ虎口を形成しています.

木橋

現在,本丸と二ノ丸は土橋で繋がっていますが,当時石垣の築かれていたこの空堀には土橋はなく,木橋が架かっていたと思われます.

地形

国土地理院「基盤地図情報(数値標高モデル) 10mメッシュ(標高)」をもとに,九戸城跡を含む周辺域とその航空写真を立体表示したものです.より詳細に九戸城内の地形を表現するために,手動による標高の調整を行いました.

馬小屋

南部領は良馬の名産地として知られており,有力者はその権益を有することで、莫大な富と権力を得ることができました.本丸内にも領主が使用していた馬小屋の基礎が発掘されています.

櫓門

本丸の入り口には櫓門があります.本丸への出入りを監視する他,櫓部は本丸周辺の石垣や土塁と接続されおり,外敵の侵入を防ぐことができました.